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2008年09月17日

恥ずかしさもどこかへ

まるで 風の中の 蝋燭のようにはかなく
そして 純白の それは まるで 罪深さのように

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"Love Suicide" を和訳した。

この曲を知っている人は……私の周囲には、あまりいないのではないかと思われる。非常に暗く耽美的で、陰鬱で重い歌だ。

覗いてはいけない奥底を、覗けるようになってしまうような時代だ。この歌も、そんな時代と共に、生まれてきたようなものだ。

大切なのは、世界観の構築がなされているかどうかだ。たいした世界観の構築ができていないのに、表面だけが綺麗に取り繕われているだけで、どれほど傲慢になれるものなのか。そんな思いが、この10年間、ずっと消えない。

だから、この曲を和訳する気になったのかもしれない。大多数の人からは認められないようなメディアで、暗く陰鬱で耽美的な世界観を追求したこの「作品」に。

前時代に賢く生きた人間は、数字を膨らませることに限界を感じ、次の時代への架け橋として、生きることに必要な物を釣り上げ、膨らませようとしている。そして、終わりかけた世代の幽霊が、ただ年を経ていないという理由で、形のないはずのものに手をつけ、食い物として蓄え、将来を貪ろうとしているようにもみえる。

もし、そんなまっただ中に投げ込まれているのだとしたら、強くあれ、としか言いようがない。

時代は急速に変わっているのだから。
posted by 成瀬隆範 at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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