Smoke Stings Studio > 文芸作品 > Smoke Stings Studio Blog

2008年09月16日

名前が欲しいとは思わない

真っ暗闇の時間 真っ暗闇の夜
まだ遥か遠く 朝の光は

まだ眠れない どうしたらいいのかわからない
こんな 真夜中の憂鬱な気分では

-----

Gary Moore の Midnight Blues を和訳した。

私の私淑している良寛は、「絵師の絵、書家の書」を良しとしなかったという。それはつまり、絵師や書家がえてして技巧に走りがちで、それはつまりある一定の型や枠に自らはまってしまうことを意味するのだが、それを、良寛が見抜いていたからだと、私は思っている。

Gary Moore は基本的にギタリストであり、別に専門の作詞家ではないが、その歌詞は難しい単語を使ったり、技巧に走ったりすることなく、実にストレートで、私にはとても好感が持てるものとなっている。

私は良寛の考え方にかなり影響を受けており、自分のことをラベリングすることは滅多にない。例えば私はウェブデザインをしているが、自分がウェブデザイナーであると誰かに表現することは非常に稀であるし(お金をもらって継続的にデザインを担当している立場にあるのだが、たとえそうだとしても、だ)、写真を撮ってもいるわけだが、自分を写真家と表現することもない(アマチュア写真家、という表現すら使うつもりがない)。絵を描いたとしても自分が「絵師(現代でいう画家)」であるとは思わないし、書を書いたとしても、自分が「書家」だとは思わないと思う。

それは、枠にはまりたくないからである。枠にはまれば、その枠以外のものが見えにくくなってしまう。しかし、枠にはまっていた方が、世間的には有利であることがわからないほど、視野は狭くないつもりである。

ということで、私が自分に枠をはめるとしたら、現在のところたった二つである。メインの職業である「美大受験の英語/小論文講師」と、自分が本当に好きで打ち込むことのできる、「ボーカリスト」なのである。
posted by 成瀬隆範 at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/106668815
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
RSS feed meter for http://smokestings.seesaa.net/styles-63486.css
0このブログのトップ
9Seesaaブログ

 

since 2004.10 : copyright 2008 (c) all rights reserved : Naruse Takanori @ Ace Art Academy エースアートアカデミー
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。