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2008年08月27日

「私は歌を歌います」

仕事から帰って ワインを一杯
靴を脱ぎ捨てて あなたを待つの
明け方を過ぎても あなたは来ない
私のどこが 悪かったというの?

私は眠り あなたがこっそり入ってくる
私は気づかなかったのよ その時まで
あなたの匂い 私のものじゃない 誰かの
あなたは また どこかへ行っていたのね

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今日の和訳。Lisa Stansfield の I'm Leavin'。別れの曲。

歌を歌う、などということは、人間という種に属していれば、誰にだってできることだ(身体機能に障害がなければ)。そんな誰にだってできる、当たり前のことを取り上げて敢えて自ら「私は歌を歌います」「私はボーカルです」と公言するのであれば、歌には高いクオリティが求められるのは、当然のことだと思う。

先日、米軍横田基地の年1回の友好祭(一般人が敷地内に唯一入れる日)に行ってきた。土砂降りの雨という不愉快な天候の中、わざわざ出かけていったわけだ。

格納庫の中のステージで最後に出演したのは、知り合いのバンドが出演した後に、空軍所属のメンバーによるバンド演奏があった。さすがに上手い。友好祭、ということもあってか、数曲日本の曲を演奏した。ちゃんと日本語の歌詞で歌った。しかも、ネイティブに限りなく近い、ほぼ完璧な日本語の発音。

「私は歌を歌います」と公言しつつ、英語の歌詞を適当に処理して歌っているボーカリストはとても多い。英語が母国語のボーカリストが完璧に近い日本語の歌を提供してくれたのである。日本語が母国語のボーカリストが完璧に近い英語の歌を提供できないはずがない。

わたしはそれが、敢えて「ボーカリスト」を公言する人間としての、相手の国の文化に対する最低限の礼儀だと思っている。「ボーカリスト」としてのプロ意識があれば、発音の悪さなど、かなりの部分まで克服できるはずだ。

それができないのであれば、その人の「ボーカリスト」の才能がそこまでだった、ということだ。私も「歌を歌います」と公言する一人である以上、常にプロ意識は持っている。だから、そのような厳しさは常に保っていきたいと思っている。



posted by 成瀬隆範 at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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