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2007年11月30日

See Ya

いつものように、誰とでもするような当たり前の会話をしながら、エレベーターを待つ。

いつものように、エレベーターが大儀そうにやって来て、重苦しい扉を開ける。

いつものように、私は壁に背を預け、地上階のボタンを押す。

いつものように、あの人はお辞儀をする。

いつものように、私はあの人の姿を、伏し目がちに見ている。

いつものように、エレベーターの扉は閉まる。あの人の姿は、左側から少しずつ、金属の壁に遮られ、遂には見えなくなってしまう。

思わず口をついて出る、「また……」という言葉。

私は小さな箱の中で、その言葉の意味を、ただ考えてしまっていた。

いつもとは違って。
posted by 成瀬隆範 at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 考える。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月26日

Funky Stuff

DJ にも色々なスタイルがあるし、好みは人それぞれに別れるのが当たり前。それぞれの DJ が、それぞれの個性で素晴らしい空間を構築し続けていた。

Soul Sonic Boogie の DJ の中で自分が一番気に入ったのは、DJ Kiyomi だった。極太の黒さが、Mal Waldron のピアノや Ardbeg の濃厚な香りに通じている。あの小さな身体の中には、きっとものすごいものがつまっているんだろうな……。

前の DJ から引き継いだ時にかけていた最初の数曲。原始的なビート感はとても刺激的だった。「自分の心臓よりも大きな固まり」が胸の中で脈打つ。途中で「みんなが喜びそうな曲」に変わっていたのではないかと思われるけれども、個人的にはあの極太ビートがずっと続いて欲しかった。

途中のライブは……思わず前回のようなエントリーを書いてしまうほど、残念だった。更新の時間を見てもらえればわかるけれども、あれはライブ中に書いた。もちろん、外に出て。つまりは、そういうこと。DJ の素晴らしさに比べてあれは……。

英語の曲を歌うなら、歌詞の意味を理解し、英語のリズム感を身につけてから歌って欲しい。ただ大きな声が出ているからといって、それはソウルにはならないのだから。広大な大地に根ざした、極太で奥深く、真黒に渦巻いているリズム感こそがソウルなのではないのか。

その意味では、日本人だろうが何人だろうが、ソウルはもっているし、ソウルを表現することは可能なはずだ。大きな声でメロディーをなぞっているだけでソウルをやっていることになるとでも、思っているのだろうか。

格好つけて歌っている分だけ、格好悪い。格好良さは表面にあるのではなく、その人の持つ世界観やそれまでの人生など、その人の裏側にある全てからにじみ出てくるものだ。

特に男ボーカルから滲み出てくる「何か」は、いっこうに感じられなかった。自分の好きな曲を表面的になぞられただけ、聴いているのに耐えられなくなってしまったわけで。

歌うことが好きなのは良いことだ。これは万人に言える。

ただ、客から金をもらって演奏を聴かせているわけだし、あの日においては Soul Sonic Boogie という看板の一部分を支えていることになっているのだから、と思うと、残念でならなかった。

さて。

こういう書き方をした以上、自分の演奏に関しても妥協は許されなくなったわけだ。このブログを見ている1日100人近くの人達が証人になっているわけで。

もう「音楽の神様」には言わせない。「もっとやれば良いのに」などとは。
posted by 成瀬隆範 at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Dead

生の歌声を聞く度に、「ソウル」とはあの程度のものかと思ってしまう。

たぶん、自分の感覚がおかしいのだろう。


おかしいのは、自分の感覚の方だ。

そう思わなければ、やっていけない。


なんでこんなに、つまらないのだろう…。


音楽活動から離れていたのは、それが理由なんだ。


なんでこんなに、つまらないのだろう。


本物が見えない。
posted by 成瀬隆範 at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 考える。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月25日

Boogie Wonderland

今日は Soul Sonic Boogie で、切り込み隊長な気分で頑張ります……。

その前に、寝なきゃ。
posted by 成瀬隆範 at 06:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 考える。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月22日

音楽活動

本格再開かなー。

ギタリスト?キーボディスト?もしかしてハープも?

やることがたくさんありすぎる……。
posted by 成瀬隆範 at 02:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月15日

ボジョーレーヌーボーは振って飲め



さて、本日はボジョレーヌーボーの解禁日。普段は全くワインを飲まない私ですが、今年は珍しく行きつけのバーに置いてあったので、試してみました。

そこでお客さんの1人が言った言葉。

「安いワインは、シェイクすると美味くなる。」

で、それを真に受けて、バーのマスターはマラカスよろしく両手にボジョレーヌーボーを持ってシェイクしはじめたわけです。振って振って振って……。

そして出されたボジョレーヌーボーは……


なんと、見事に美味しくなっていました。ボジョレーヌーボーなどというものは、そもそも縁起物だから、たいして美味しさに期待してはいなかったし、そのままで飲んだ時は、渋みとアルコールが目立つばかりで、あまり美味しいとは思いませんでした(きっとそれが「若い」証拠なんでしょう)。

しかし、シェイクをした後のボジョレーヌーボーは渋みが抑えられ、実にまろやかな味に変化していました。

皆さんも是非、試してみて下さい。ボジョレーヌーボーを普通に飲んだ後は、ビンに残った分を、シェイクしてみましょう。違った味(しかも、美味しくなった味)が楽しめますよ。

シェイクして空気に馴染ませることで、香りが立ってきたのかもしれませんね。
posted by 成瀬隆範 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月14日

Laplace's Demon

勤務先の英語の授業では、アートサイドではなく、テクノロジーサイドのクリエイティビティの脅威を説明するために、有機EL素材の可能性について数年前から生徒に説明してきたわけだが、ちょっと前に、SONY が有機ELディスプレイを使用したテレビを発表した。

発売は本年度12月予定。

ちなみに、本ブログでも有機ELディスプレイを取り上げていて、それは2年以上前の2005年8月のこと。つまり、2年前に私の勤務先に在籍していた生徒には、必ずこの話をしている、ということだ。

今このブログを見ている元生徒がどれだけいるのかわからないが、このSONY の有機ELディスプレイを使用したテレビが、私が話していた技術を応用したものだと気付くのだろうか。

そして、今私が生徒にしている話は、たかだか2年という月日だけではなく、何十年というスパンで実現し、あるいは具現化していくはずだということに気付いてくれる人が何人いるのだろう。

いつもそんな思いを抱きながら、生徒には話をしている。私の話を、どうか心に留めておいてくれ。今は実感がなくても、将来にはきっとその意味が分かるはずだから。過去を見て、そして現在を見ることで、「ラプラスの魔」ほどの正確性は無いにしても、未来のベクトルを予測することは不可能ではないのだから。

それこそが、生徒の未来へのベクトルに大きな影響を与えることができる、「先生」という職業の一番の特徴なのだから。

以前は、「先生」という言葉が好きではなかった

しかし、今なら言える。私は単なる「先に生まれた」という意味での「先生」を誇りに思うのではなく、「生徒の行く先(将来)を生み出すことができる」という意味での「先生」という言葉を、誇りに思うことができる。

やっと、自分のやっていることを、受け入れることができた……。10年もかかってしまった。頭ではずっと、わかってはいたのだけれども。
posted by 成瀬隆範 at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 考える。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月11日

Yesterday Once More

FFJO071110S



昨日という日は、思いがけずに素晴らしい日になった。

昼過ぎに、Funny Fellows Jazz Orchestra のジャズコンサートに行く。ゲストで来ていた、グラミー賞にもノミネートされたことのある Bill Watrous の演奏を聴く。音は小さめだが、早くて正確な演奏。Funny Fellows が意識し過ぎてしまうほどの、超絶技巧。

自分のデザインしたポスターは、VITAホールのインテリアに驚くほど溶け込んでいた。Bill Watrous の演奏スタイルにも完全にマッチングしていたし、曲目を聞いて急遽デザインを変更した甲斐があった。と言いたいところだが、たぶんポスターとしては、これではダメだったのだと思った。ポスターは溶け込むのではなく、人を惹き付けるために浮き出るべきだったのだ。

夕方は、お気に入りのエスニック料理屋へ。ほぼ開店前から押し掛ける。飲食店としてはダントツでお気に入りの場所だったのに、12月初旬に閉店するらしい。2人でやっているあの店に行くと、いつも温かい気持ちになる。好きな場所が1つ減ってしまうことになるが、必ず場所を変えてまた素晴らしい店を提供してくれるはず。これは数少ない、「信じられるもの」の1つだ。

そして、夜は L-5 へ。プロのテナーサックス奏者と、プロのタップダンサーが呑んでいた。いつもながら、お客さんのレベルがすごく高い。マスターのギター+サックス+私のボーカルで3曲セッション。ずいぶん久しぶりに歌ったが、今回は少しボーカルで遊んでみる余裕ができた。もっとも、歌いだしで失敗したりもしているので、練習不足は顕著だったけれども。

いまは、アリアのシンソニードギターを修理中。やたら時間がかかっているが、戻ってきたら「音楽の神さまが言う通り」、「もっとちゃんとやる」ことにする。

L-5 のお二人も、いつも私の心を温かくしてくれている。なかなか機会を作れずにご無沙汰してしまっているが、必ず行こうと思っている場所だ。




「ふたりなら どこにいても 人生になる」

Harry's Bar が心に沁みる。本当は傷心の歌だが、このフレーズだけは、温かな方向に解釈をしたい。

未だに Marie に出逢っていない Harry Morgan になった気分だ。でも、素敵な Harry と Marie がいる場所もある。だから、自分もいつか、Marie に出逢えるものだと信じることができる。




Marie が幸せになれたのは、素直になれたからに違いない。それがなければ、自分もまた、Harry にはなれないだろう。




そして FF 。

「みんなの幸せ」を願える人は、そうそう少ない。言葉だけならいくらでも言えるが、その言葉の裏側に偽りがない人は、希有である。




しかし考えてみたら、自分の周りには、3人もそんな人がいる。

私は……「選ばない」だけ、愚か者なのかもしれない。




話が錯綜していて、よくわからない。この場合、自分は Cricket ですらない。
posted by 成瀬隆範 at 15:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 考える。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月09日

【写真/画像提供】男の隠れ家 ONLine「古本の愉しみ」

雑誌「男の隠れ家」のブログ版である男の隠れ家 ONLineに、写真撮影(画像提供)で関わりましたので、告知させていただきます。ちょっとした縁があったので。まあ、わかる人はすぐにわかる縁ですが。

記事内で使用されている画像(古本)の写真(画像)データ化に協力しました。また、今後の記事で使用される写真も撮影しています。

ちなみに、記事を書いているのは私ではありません(元サラリーマンで、古本に関する随筆等で活動を行い、古本や情報関係の出版物もある人です)。古本に関連する記事内容ですね……。

筆者のブログはこちら。保険会社勤務の経験を活かしながら、新刊書及び古本に関する優れたデータベースを独自に提供しています。興味があれば是非。




……うむ。書き方が難しい。
posted by 成瀬隆範 at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 文芸・話芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月05日

【デザイン】Funny Fellows Jazz Orchestra ジャズコンサート

FFJO071110S




以前もご紹介した、Funny Fellows Jazz Orchestra ですが、11月10日(土)に、またコンサートが開催されます。ポスターデザインを担当したので、告知しておきますよ……。色々事情があって、告知が開催間際になってしまいましたが。

このコンサートは、グラミー賞にもノミネートされたことのあるトロンボーン奏者 Bill Watrous 氏がゲストで招かれています。そんなコンサートのポスターデザインを担当することができて、とても光栄です。

ちなみにポスターは、現在東京都多摩市の公共施設に掲示されています。あと、私の仕事場にも。

コンサートの詳細は、ポスター画像をクリックして、ポスターの大きな画像を表示させてから、表記内容をご参照ください。
posted by 成瀬隆範 at 01:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 更新日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月04日

Happy Birthday!

SSSロゴ
posted by 成瀬隆範 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 考える。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月02日

【Photo】Another Halloween #3 そしてまた

フォト





せめて素直になれたなら。




今回のシリーズは、これで最後です。
posted by 成瀬隆範 at 04:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 更新日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月01日

【Photo】Another Halloween #2 つかみきれない

人物写真 写真撮影 写真家





季節は秋。

posted by 成瀬隆範 at 02:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 更新日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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