2007年03月30日

山田耕民

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2007年03月25日

「ひとり」

まだまだ、大人になりきれなかっただけ。

「ひとり」という言葉の重さに気付くのはきっと、口に出したその後なのだろう。

切れたよ、完全に。糸が…。
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2007年03月22日

松永真

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2007年03月19日

喜多俊之

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2007年03月17日

美大の小論文 参考作品更新。

だから空は泣く
 
 地球という球体のほんの小さな一部分から空を見上げると、空は包み込むように広く、たった一つの壮大な空気の層を遥か上方に積み上げている。圧倒的で、そして、たった一つの存在。
 空気の中に含まれる水蒸気は集合し、空のエキスを凝縮させる。それは液体となって滴り、私達はそれを雨と呼び、時にはそれを厭い、時にはそれを喜ぶ。
 そして、雨上がりの地面。
 空は今や一つではなくなった。見上げる空はたった一つだが、空は雨の中に自分の分身を投射し、雨上がりの地面の中に、無数の空を残している。無数の水たまりは天然の鏡となり、ひとつひとつ、全く別の空を映し出している。そしてその全てには、形や歪みという個性を与えられているのだ。
 空は今や、独りぼっちではなくなった。
 だからこそ、空は泣く。自分自身を、たった一人の孤独の存在としないために。
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2007年03月16日

小泉誠

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2007年03月14日



 道は歩かなければならないなどとは、誰が決めたというわけでもない。それでも人は、道を進んで行ってしまう。
 道は常に二方向へと誘導を行う。右か左か、前か後ろか。道の真ん中に立つだけで、人は進むべき方向を二通りに決定されてしまう。
 電柱の陰に座り込む。行き交う人混みの流れを傍観してみる。人は目の前の道を行き交い、止まることを知らない。ただそこに道があるというだけで、人は二通りに制限された選択肢を何の疑問もなく受け入れる。
 私はそれに、逆らってみたくなった。だからこうして道端にしゃがみこんで、外の人間が知ることのない真実を知ったような顔をして、人の波を観察し続けているのだ。
 しかし私もいずれ、この電柱の陰から立ち上がった時に、脅迫的な「二方向の選択」を突き付けられるのである。「道」というテリトリーに入り込んだ瞬間、どんな傍観者でも、二方向の魔力から抜け出せることはできないのだ。




2007年度多摩美一般入試課題。

道、ねぇ。いつの間にか誕生日を迎えたと思ったら、もう一週間経ってしまっている…。道は二方向に進めるけど、一方向にしか進めない時間がどんどん過ぎて行く。
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2007年03月13日

音楽CDのページをリニューアル

Smoke Stings Studio
SSS.jpg


音楽CDのページをリニューアル。まともな更新作業は数ヶ月ぶりの気がする……。
posted by 成瀬隆範 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | CD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月12日

柳宗理



柳宗理 (Yanagi Sori)追加。




自分の名前を付して製品を出しても後世に対して影響も与えずにあぶくのように消えてしまうデザイナーよりも、たとえ名前が残っていなくても、窓のブラインドのデザインや鍵のデザイン、金網フェンスのデザインをした人の方が何倍もカッコいいとずっと思っていた。自分がデザイナーであることは主張しなくても、デザイナーの存在意義である「デザイン」の部分が広く世の中に残っているからである。

優れた普遍性を持っているからこそ、世の中に残り、後世に伝えられていく。ブラインドのデザインや窓の鍵のデザイン、金網フェンスのデザインは数十年前から同じデザインだし、これから数十年経っても、ほぼ同じデザインのまま使われ続けるだろう。

アノニマスデザインの考え方がそれに近いということを知ったのは、最近のことである。いわゆるミーハー的な華やかな「デザイナー」は、私にとってはすごくカッコ悪い。デザイナーなら名前ではなく、優れたデザインを残せ、と言いたい。それこそがデザイナーの本分のはずである。

「秋の日差しの中で落ちていく枯れ葉。それがデザインです。」(小池岩太郎)「消えゆくものだからこそ、そこにしかない美学があるのだ」(栄久庵憲司)

デザインは基本的に消えゆくものである。しかしそれでも、消えてしまわずに優れた本質の部分を長い間残していく数少ないものがある。それこそが、優れたアート性(=人間の限界を追求していく素晴らしさ)だと思っている。
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2007年03月09日

杉本貴志

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2007年03月05日

「ウェブデザインコンプレックスは克服できるか」から

GIGAZINE の記事

賛否両論あると思うが、個人的には同意できる部分も多い。私は9年間アート業界の端っこにいるが、感性を主体として生きる人間たちの魅力に見せられる一方、その無責任さ、非効率性、美大受験システムの大いなる矛盾を痛感させられることの方が、多い。

>実際に会社のデザイン室を見てきてイヤというほど直面してきた。ほかの課の人は誰でも、デザイン室の様子を見て「なぜあいつらはあんなにゆっくりだらだら仕事をするのか」とうぐらいにだらだらしている。時間をかけて、遊んでいるのか働いているのかわからない。いわせると「芸術というのはそういうものだ、お前らに何がわかるのか」と口をそろえて反抗してくるのだが、それはただのいいわけと隠れ蓑に過ぎない。

アートに携わる人間がこのまま「社会」の流れを適切に把握せずにいれば、まちがいなく、アート業界の人間はいわゆる「負け組」になる(というか、既に「負け組」に組み込まれている者の方が多い)。

個人的には「勝ち組」「負け組」という言葉は好きではないが、何百年もずっと続いているアートの「パトロン体質」を改善しないと、アートに携わる人間は、この先もずっとただの金持ち(「勝ち組」)の奴隷となってしまうだけだ。既に奴隷根性が染み付いてしまっている作家も多いことだし。

感性重視を吹聴するくせに、内面的価値をろくに理解せずに金で作品を買い漁る人間にヘコヘコしなければいけない現状に疑問を抱いて当然だと思うのだが。もっとしっかりしなきゃダメだろ、と正直思うのだ。

>何を努力すればいいのかがそもそもわからないから、最初に芸術ありきの「センス」論がはびこるのだ。

アートやっている人間の宗教みたいなもの。神聖不可侵な領域。いいかげん、アートという宗教から抜け出した方がいいと思う。……まあ、もちろん、人間には信じるものが必要だと言うのは分かるのだが。現状のアートは宗教と同じ要素を持っているということに、きちんと気付いた上で作品を作っているのだろうか?

人間性の限界に挑戦するという意味において、アートはテクノロジーに、明らかに負けている。テクノロジーは急速に発達し、人間の限界に挑戦し続けている。その一方で、アートは未だに数十年前の概念から抜け出ていなかったり、ただの自己満足で終わってしまったりしているものの方が多い(もちろん、驚嘆すべきものも存在するが)。

しかし私にとって目立つのは、アートの馬鹿さ加減ばかりだ。

テクノロジー(科学)は、常に客観性にさらされ、自己満足で終わってしまうことの危険性を回避している。しかし未だにアートは、自己満足で終わってしまうことの危険性を残したまま、「センス」という神聖不可侵な領域を頑なに守ろうとしている。そんな状況の中で、自己満足で終わらない作品を作り続けられる人間は本当に少ないように思うのだ。
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川崎和男

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2007年03月02日

美大の小論文 参考作品更新。

実像

 電車の窓の向こうには、嫌なものを消し去ってくれる夜の鏡の世界が広がっている。
 天井の蛍光灯が青白く顔を照らし出す。真っ白な光が、全てのものを露にする。顔の染み、化粧の崩れ、目の下の隈……。昼間のうちを人間関係の渦の中でもみくちゃにされた疲労が、倦怠感となって私の表情を覆う。
 違う。私の顔は、こんなんじゃない。
 夜の街を映し出している窓の外を見る。ガタゴトというリズムと共に流れて行く壁や光の帯の手前に見出した私の顔。夜の闇はただのガラス窓を鏡に変え、窓の向こうに、もう一つの世界を作り出す。
 暗がりの中の私と向き合う私。鏡の闇の向こうでは、映して欲しくない私の顔は、夜の闇に修正をかけられ、私の望む表情だけを映し出す。
 私もまだ、捨てたもんじゃない。
 夜の電車の窓ガラス。私の望みどおりの実像をくれる、闇の世界の温かい鏡。




今年度入試の多摩美前期課題です…。
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2007年03月01日

黒川雅之

posted by 成瀬隆範 at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | プロダクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする