Mal Waldron の "All Alone" を聴いていて、思い出した。いつの間にか、
笹沢左保
の命日を過ぎていたんだ。一昨日、だったんだな。
江戸川乱歩の命日と同じ。そうだったよな? 5年くらい前。笹沢左保の作品には、ずいぶん助けられた。心の支えだった。今だに一番好きな作家だが、今の私は、5年前の私ではない。暗い作家だと人は言うが、いつだって、強さを中に秘めたまま、前に進むことを忘れなかった人だと、私は思っている。光がなければ前に進めなくなってしまうような軟弱さとは無縁だった。ただ、それだけのことだ。
もっともそれを見出すことは、Gilbert O'Sullivan の "Alone Again" に暗さではなく、明るさを見出すことのように、たいていの人には難しいことなのかもしれない。